大会終了からだいぶ経ってしまいましたが…、GWの大仕事である 川崎ウェアハウス リフレクビート大会「反射の達人」のお話。
まずは何よりも参加して頂いた皆様、観覧に来て下さいました皆様、飲み会に来て頂いた皆様本当にありがとうございました!
イロイロと問題が発生し不手際などもありましたが、何とか無事に終了することができました。
音ゲーの大会は今までいろんな大会(DDR大会・beatmania五鍵大会など)の手伝いや主催をやってきましたが、
今回の大会はイロイロと初めてな点が多く、正直かなり緊張しながらミスのないように進めていったつもりでした。
参加するプレイヤーの大半が初対面。しかも年代的にも若干開きがあるという状況もあり、
主催側(特に関東AK同盟)についてはリフレクプレイヤーにあまり知り合いが居ないということもあり、アウェーの極みでもありました。
どれだけの人が来るのかわからないし、失敗したら正直次は無いだろうぐらいの意気込みで挑んできたつもりです。
■大会の発足について
事の発端は2月~3月頃にかずやん先生(交互連打の達人)からひびさんに
「リフレクもデカい大会やろうぜー」と言ったのが最初。 まずは呼び出されるのが俺。
その後何度か話し合いをすることで、どっちが主催となるかみたいな話になったりして、一つ自分が提唱したのが
『どうせならAK同盟とロウガイとで大会運営団体を興して、いろんな大会を運営していく興行団体になればイイんですよ!』
『関東AK同盟の「AK」とロウガイビィトの略称「Rb」をくっつけて「ak-rb」っていう団体にして、このリフレクの大会だけじゃなくて
今後は五鍵の大会(KBCの後釜となる五鍵大会をやろうという話をしていた)も含めてこの団体で運営していきましょうよ』みたいなカンジで風呂敷を広げて、
即日ロウガイビィトのチームリーダーであるMASTERさんと相談することに。
『(前略)ということでAK-Rbっていう団体を作ろうと思いまして。OKそうならこの「ak-rb.com」っていうドメインすぐに取りますんで(スマホ上でドメイン登録準備)』
…というなんか半分ぐらい脅しに近いような状況で締結し、MASTERさんが何が何だか分からないうちに団体が設立。歯車が動き出した…という次第でした。
今回の大会については首脳陣がヲレ、日比、達人の3名でした。
どーでもイイ話ですが3人の年齢を足すとちょうど100歳になるので「チーム・ワンハンドレッド」ってチームを作れないかと密かに考えております。
・参謀者:達人かずやん(ロウガイビィト) … 言い出しっぺ、Ustream配信解説、大会レギュレーション考案、選曲の考案
・主犯格:ひび(関東AK同盟) … 大会総指揮、大会司会(横に大きい方)大会レギュレーション考案、選曲の考案、飲み会会場調整
・実行犯:k-two(関東AK同盟) … コンセプトデザイン担当(Web・画面表示)、大会司会(ジャケット着てた方)、
今回の「反射の達人」の基本的なレギュレーションについては、3人で大まかなルールを何度か話し合って決めた上で、
細かいルールについてはmasakiやLatte師匠やMASTERさんとも話し合って決めていく形で進めていきました。
■クボタさんの立ち位置
大会のルール内容については、タイムスケジュールとの計算も含めて大体ひびさん(若干達人)が行いました。
自分についてはレギュレーション周りとかはお任せで、Web告知やチラシ作成とか基本的に対外的な部分についてを作成してました。
「ユーザー主催ではこれ以上無い大規模で!」と言い切った以上、基本的にデザイン周りに関しては
出来る限り練って妥協しないようにクボタの独断で進めていきました。 大会全体のクオリティを「見た目」から上げていくのがお仕事。
ホントはゲーム筐体や画面写真とかキャラクターを引用できると寄り一層分かりやすかったりするんですが、
規模が大きくなった時に万が一でもオフィシャルからのお咎めがあったら怖いので(特にロゴの勝手引用とかね…)
対外的な素材(Webとか印刷物とか)については全てお手製です。
(※ポスターについてはお手伝い頂いたすげこまさんからの伝手で作成されたモノでした。実はクボタさんは女性のキャラが化物語のキャラだと知らなかった)
デザイン関連についてはWebサイトの配色からも分かるように『初代 REFLEC BEAT』をイメージしておりました。
実際の大会ではlimelight筐体を使用しておりますが「ak-rbにとってのリフレクの大会では『最初』だから」という
自分の勝手な理由付けで初代を参考にしたカラーリング・デザインに統一させました。
金色のグラデーションをアクセントとして、パープルから黒のグラデーションを基調としたデザインでしたが、いかがだったでしょうか。
フォントについても本家で使用されているフォントに出来るだけ近いもの(フリーフォント)を使用しております。
初代に関する想い入れもあってか、デザインが初代基調なことに喜びの声を上げて頂いた方もいらっしゃって嬉しかったです。
名札もクボタによるデザインですが、大会終了後参加者の多くの方がTwitterのアイコンとして使用して頂いてたのはホントに嬉しかったです。
さて、もう一つのクボタの大仕事として、大会当日の機材周りに関して全体の指揮を担当しておりました。
とは言えあの機材群全てがクボタのモノかというと流石にソコまでは回らず…
前回のKBCで全面的に協力を頂いたミチロー先生に泣きついて協力していただくことで
何とか今回の機材周りの重要な部分(Ustream配信周り・大会中の中央ディスプレイ表示など)を助けて頂きました。
ホントに有難うございます。 そして次回も是非とも宜しくお願いいたしますということで…。
(次項に続く)
■配線と配置について
ミチローさんのサイトでも配信周りの機材について分かりやすい配線図の説明がされておりましたが、
実はコチラ側も全体部分の配線図を作成しておりました。(ミチローさんの手持ちの機材リストを頂いた上で作成し、下記配線図を作成した上での検討でした)
本邦初公開の配線図を画像形式ではありますが、あげておきます。
映像線が赤線。音声線が青線。 赤い部分で囲まれた箇所はミチローさんの機材部分。 暗くなっている箇所は見送った(問題があった)部分です。
REFLEC BEAT基板本体からは(多分1366×768:右90度回転の)DVIにて画面へ出力されているのですが、
今回Ustream配信などにあたりこの信号を分配して、筐体戻し+配信用(観客表示用)の2系統に分けるのが第一の関門でした。
DVI分配器を用意できたのはミチローさん側の筐体のみで、コチラは予算の関係もあり、一度HDMI端子に変換した上でHDMI分配で表示できないかと考えて挑みました。
DVI分配を行った側の筐体はそれほど問題なく運営できていましたが、HDMIからの分配を行った筐体から出されるスコアがどうにもおかしいという話になりました。
(具体的に言うと あんちょび君がLEVEL5黄色をガチでやって96%台を出すとかいう状態)
ココで一度審議となり、あれくさんとあんちょび君で検証として『高い確率でエクセが出る譜面でチェックして』とお願いし、
分配を外した状態の筐体で軽くSakuraReflection黄色を両筐体でエクセを出す「サクリフあんちょびチェック」にて両方問題無いだろうという結論が出ました。
ということで、HDMI変換で行ったこの分配はNGということに。 遅延した筐体で予選を行ったプレイヤーはやり直しとなりました。(約1時間スケジュール遅延)
実際の遅延の原因はHDMIへの変換なのか、HDMI分配器なのかまでは掴めていませんが、
出来る限り何も通さない形の単純分配(信号の減衰を覚悟の上で)が一番遅延が少ないかもしれません。
(エクセこそ出ていたものの、DVI分配をしていた方の筐体も微妙に遅延があったんじゃないかという話も受けました)
もし同様の配線をチャレンジする方は参考にして頂ければと。
音声関連の配線については大体イメージ通りに進みました。
ゲーム筐体から分配してUstream側へ音声を直接入れることも可能なのですが、音楽版権上の問題等も鑑みてコチラ側で見送り
ビデオカメラから録音されている音声をミキサーに入力して放送で流すという対応としました。
(JRC・JASRAC的なライセンス曲もさることながら、自社版権であるコナオリ曲もあるためUstの垢Banを避けました)
映像についても非常にグレー(というか黒)なモノではあるのですが、これについては御本家からの見過ごしに甘える形でどうにか…と思ってます。
配置図についてはひびさんと検討の元、回線など無理の無いような配置を…ということで無難な形に収まりました。
最初は「広場の中央にリフレクの筐体置いて観客が周りを囲むコロシアム的な配置はどうか」とかだいぶ無茶も言ってましたが
チーム戦の人待ちスペースをどうするかとか考えているうちに色々と無難な配置に収まったというカンジです。
完了後にメールで川崎ウェアハウスさんの店長宛てに上記配線図と配置図をメールで投げつけて、
「当日ウェアハウス側で必要な機材はコレとコレになります!宜しくお願いします!」と勝手に進めていきました。
後にこの行動が神対応を生むという…。
■実際の当日
結局前日までWebの更新やら名札の作成やらに追い込まれまくって予想通りの貫徹状態で出発ww
とはいえいつもの大会に良くありがちなクボタ遅刻は免れてキチンと集合時刻ジャストにウェアハウスに到着いたしました。
集合時刻から大会開始までの時間はホントにタイムアタックになるので、ココが正念場…!!と思いきや!
なんと筐体とディスプレイが既にスタンバイされた状態でスタッフを待ち構えていた!!
しかも店長曰く『DDR側スペースからの進入をシャッターで閉めてしまって、大会用スペースとして完全に封鎖します!』という神対応!!
(DDR側からの音声漏れがプレイヤーの障害になるんじゃないかなーと、結構懸念していた)
配置図を事前にお渡ししていたため、その配置図通りに筐体と机が並んだ状態で置かれており、配置関連の準備時間が大幅に短縮できました!
この件に関しては川崎ウェアハウスさんにはホントに頭が上がりませんでした。 ありがとうございました!
おかげさまで大会の予選受付までに配線・配置の一通りが完了し、それほど遅れることも無く予選を開始することが出来ました。
後々に遅延問題などでスケジュールは大幅に遅れますが、途中レギュレーションを若干変更することで時間短縮を図り
最終的には終了予定時間キッチリに終了できたので、一同ホッとしておりました。
時間周りの問題についてはスタッフも死ぬ気で頑張っておりましたが、参加者の皆様も非常に協力的に動いて頂いたため
それほど遅延することも無く無事に完了することが出来たとホントに思っております。
みっきーさんからのこのTwitterの発言が全てを物語っていますが、今回の「反射の達人」の参加者の方々は非常にマナーが良く
テンパっててヤバイ状況になっていたスタッフ一同非常に助けられたと全員口を合わせて言っています。
ぶっちゃけ今まで色々な大会をやってきましたが、基本的にこのテの大会をやると大体言うこと聞いてくれなくて頭を抱えることが多いんです。
例えば予選の参加者の大多数が遅刻して予選終了がどんどん伸びるとか、観客スペースを「前に詰めて!」と言っても全然前に詰めてくれないとか
飲み会でドタキャンや飛び入り参加が多発して受付がテンパるとか、飲み代をいつまでも払ってくれなくて困るとか…
今回の大会参加者はそういった懸念点を出すことなく、非常に優秀でした。
11時台に予選の参加状況聞いて「ほぼ全員既に来てる。参加状況素晴らしい」っていう情報にヲレは本気で驚愕してましたw
大会の内容自体についてはどの部門も非常に白熱した大会でした。
やはり何と言ってもチーム部門の決勝戦の対戦(同点で残り1名になってからの2連発1点差逆転劇)は
まさしく参加者が生み出したメイクドラマと言っても過言ではないと思います。
参加者の皆様も全力で挑んでくれたお陰だと思います。
飲み会でも自分が飲むとか全くそっちのけで「泥酔者とか出ていないか?一気飲み始まってないか?」と
目線をアチコチに走らせていたのですがお酒の席での無礼講も無く全く問題が無かったという…
(未成年の無断参加も無かったようで、逆に会場の問題で未成年のプレイヤーさんが参加を見合わせていたという話も聞きました)
正直「自分らよりも5~10歳は若い」ということも踏まえて相当警戒していた自分が馬鹿だったなぁと思い知らされました。
ある意味「大人しい」ながらも、飲み会では皆楽しそうに話をしたり(問題無い範囲で)はっちゃけている姿を見て
『この大会、ホントに参加者に助けられたな…』と思っていました。
殆ど面識も無いようなオッサン連中が作り上げた大会だというのに、ホントにありがとうと。正直に思いました。
■皆様のお陰で大会は大成功を収めました! もちろん次回も!!
初めてのリフレク大会ながらも大成功をおさめることが出来ました。
これもひとえに参加者の皆様、スタッフの皆様、ウェアハウス川崎店のご協力を合わせた全ての結果によるものだと思います。
本当にありがとうございました!
既に飲み会でもTwitter上でも何度も告知はしておりますが、次回「反射の達人」の構想も既に練っております。
そしてリフレクとは直接関係ないですが、AK-Rb主催による五鍵大会の方も進行中で、
こちらの方は日程と場所の確保が完了しております。(9/16 千葉ラッキー<ハイブリッド>で開催予定! 詳しい告知については後日…)
「反射の達人」の次回作についても秋ごろに大会が出来ればと考えておりますので、是非ともご期待ください。
今後ともクボタと共にAK-Rbの面々の活躍をご期待頂ければと思います!よろしくお願いします!!