• ◎ 年記2018 (超ロングVer)

毎年おなじみの年記でございます。本年もこの季節がやってまいりました。
今回は内容が長くなりそうなので12/30夜から書き始めております。
というかこれもまた毎年恒例なのですが、年末は実家の店を手伝ったり、弟家で過ごしたりと
年記を書いてる暇がなかなか無いのであらかじめ書いておこうという算段でございます。

<おしごと関連>

今年は題目だけ挙げると大半がケツイ(途中からダライアスが登場して終盤はエスプレイド)という1年でございました。
作品数的にはそれほどの数ではないのですが、ケツイだけで非常に濃密な1年を駆け巡ったような気がします。

ケツイ自体はアーケード版に近づける作業については「魔法大作戦」が始まる前から取り掛かっておりまして
SPSさんを一番最初にお呼びしたのもこの時期で2017年夏頃でした。
ただ、そこからは魔法の開発が本格化したため、実際の開発の開始はもっと先になってて
魔法の開発が(パッチ含めて)一通り落ち着いた2017年末ぐらいから福井さんが飯塚さんと着手。
クボタとリードプログラマのいまむーが実際に開発にJoin出来たのは更に更にもっと後になって
2018年4月ぐらいからようやく本格Joinでした。
で、そこまでの間なにしてたのよと申しますと、XBOX One版のフィーバロンをやっておりました。

■4/01 もののけ忍法帖 PV制作

そういえばコレも突貫で作らされたのを思い出したw
ちなみに自分はPV制作でしか絡んでいないので開発状況とかは存じ上げておりませんw

■4/04 弾銃フィーバロン(XBOX One版・PS4北米版) 配信開始
<PS4日本版> <PS4北米版> <XBOne日本版> <XBOne英語版>

1月~3月ぐらいだったかなと。XBOX One版は相変わらず結構つらい開発でした。PV何度も出し直しになった苦い記憶。
海外版のフィーバロンは当時「Fever SOS」というタイトルで別に出てましてローカライズも一応されておりましたが
今回のPS4/XBOne版では開発資料が入手できないという問題もあり、Fever SOSの収録は見合わせということで
日本版の「弾銃フィーバロン」ベースで翻訳だけ行ったバージョンでの配信となっております。

すっげぇどうでもイイ話ですが、真エンディングの時だけ出てくるグラッチェ提督とアフロ・マッコイの禅問答ありますよね?
「Fever SOS」での禅問答は(ALL YOUR BASE的な)「だいぶ英語になってない英語の文章」が書かれてるらしくごくごく一部で有名とか。
ただ、今回のバージョンでは日本版を収録しているため、海外版では日本語の禅問答が出てしまうという問題点がありまして…

ということで、例の禅問答については海外版のみ「英語の翻訳ガジェット」が表示されるようになってます。
しかも左側が「Fever SOS版のカオス翻訳」右側が「M2独自に禅問答を英訳したモノ」という豪華二本立て!
翻訳してくれたマンディちゃんホントにありがとう。カオスだよね元の文がそもそも。
誰も海外版買ってないだろうし見たことなさそうなので一応書いておこうかなと思いますw

で、一通り発売まで行って落ち着いたところでいよいよケツイに専念…ということで、
最初の関門がケイブ祭りでございましたw

■4/21 ケイブ祭り2018

ケイブ祭り合わせでケツイの情報をぼちぼちオープンに出来るべく準備を進めてまいりました。
ガジェットの一部(左側半分と右側暫定版)をオープンにしたり、いけすぺ(IKD 2007 SP)を公開&試遊したりといった内容でした。

既に一部のインタビューでも喋ったりしましたが、ケイブ祭り版ガジェットはかなり突貫作成だったりで
4月から入ってきた佐藤さんに土壇場でブラッシュアップを頼んだりとかなりギリギリな進行でやっておりましたw
ケイブ祭りが落ち着いてからはガジェットに再考が入って今の形まで落ち着いたというところですね。

ケイブ祭りではおなじみのステージイベントにも参加いたしました。
シュー太郎氏が「スティーブン・グッジョブズ」氏となり『One More Thing』を高らかに宣言していけすぺを公開する予定でしたが
当日はかなりのグダグダっぷりでなし崩し的な発表でしたw コレはコレで面白かったけどw
やはりハイライトは登壇開始と同時にグッジョブズ氏が足元にある水を軽やかに蹴っ飛ばして床が水浸しになるところですねw
本人、役柄を決め込むように見た目から入るというなかなかの偉業でしたが、マイクを持つ手が震えててかなり緊張気味でしたw

▽当日のステージイベント動画

ケイブ祭りが終了し、GWも抜けてからケツイは本格的に全員専念となりました。

■ケツイDeathtiny ~絆地獄たち~

自分は大体5月~10月ぐらいでしょうかね… 途中からダライアスが半分かかってきますがw
今回は「ディスク版を作る」「初回特典冊子を作る」「広報活動は積極的にやっていく」というコンセプトで
アチコチ積極的に活動しつつの開発でした。

主に担当したのはガジェットのベース部分(デザインは途中から佐藤さんがブラッシュアップ)とUI全般ですね。
特にAC-CHALLENGEや絆育成モードなど、新しいUIが多かったのとガジェットのバリエーションがどんどん増えていって
モードによって「あれこのガジェット必要なくね?どうしよう…」みたいな賽の河原が結構あって大変でした。

PS4版「ケツイ」、11月29日に発売決定! 正式タイトルは「ケツイ Deathtiny ~絆地獄たち~」に決定(GAME Watch)
「ケツイ Deathtiny ~絆地獄たち~」、初回特典冊子の一部を公開(GAME Watch)

開発に関する詳細な話はココにくどくど書くといつまでも年記が終わらないので
以下のインタビューを拝見頂ければと思います。 インタビューもたくさん受けましたね。今回は。

■ケツイ インタビュー

▽GAMEWatchさん(ライターの山村さん曰く「長くない」インタビュー)
M2 Shot Triggers「ケツイ Deathtiny ~絆地獄たち~」インタビュー前編
M2 Shot Triggers「ケツイ Deathtiny ~絆地獄たち~」インタビュー後編

▽ファミ通.comさん
『ケツイ Deathtiny ~絆地獄たち~』は苦心惨憺の末いかにして完成したか? 発売記念のエムツースタッフへのロングインタビューをお届け

▽4Gamer.netさん
「ケツイDeathtiny ~絆地獄たち~」発売を記念して,エムツー&ケイブとケツイの15年を振り返る。あんなケツイ,こんなケツイがありました

▽IGN Japanさん
『ケツイ Deathtiny 〜絆地獄たち〜』はこうして生まれた!M2 Shot Triggersスタッフインタビュー
※ちなみにIGN Japanさんのインタビューで「DIE-DEATH」モードの発生条件を記載しています

今回はケツイDeathtinyの発売に合わせてイベントを行ったりしました。
M2ShotTriggersが2周年を超えるということで、その感謝も含めての「弩感謝祭」で。

■M2ShotTriggers弩感謝祭

ケツイの宣伝活動でもあるのですが、最大の目的はやはりなんといっても「エスプレイド」「M2A」の発表でした。
電ファミニコゲーマーさん+ドワンゴさんという最強の布陣で挑むことになり、生放送が絡んでくるという
しょっぱなからやるイベントにしてはソレでかすぎやしないかというレベルでホントに大変でした…

・会場下見、担当される電ファミさんと配信周りのドワンゴさんとの調整
・試遊台周りのセッティング検討
・ステージイベントで会場や放送上で表示されるスライド資料の作成(70枚ぐらいあった気がする)
・ステージイベントのおおまかな台本作成
・当日の司会進行(トイレにもいけないレベルで貼り付いてました)
・エスプレイド発表PV制作

このあたりを自分が担当してました。 ステージイベントについてはほぼ全部自分でした。
台本の制作とか初めてだったんですが、ケイブ祭りの時に頂いてた台本がかなり参考になったので真似して作ってましたw
ニコニコ動画のプレミアム会員さんでしたらこのアドレスで動画タイムシフト放送が見れるんじゃないかと思います。

▽弩感謝祭 イベントレポート関連

電ファミ移植希望アンケートで堂々1位のシューティングゲーム『エスプレイド』が開発決定!@エムツー初の自社開催イベント「エムツーショットトリガーズ弩感謝祭」(電ファミニコゲーマー)
【速報】エムツー ショットトリガーズの新作ラインアップは、完全新作の『アレスタ』と『エスプレイド』の2本!(ファミ通.com)
エムツー、秋葉原にて「エムツーショットトリガーズ 弩感謝祭」を開催(GAME Watch)

というコトでケツイも11/29に無事に発売され、おかげさまで売れ行きもボチボチ好調なカンジでありがたいです。
まだ発売して1ヶ月ぐらいですが、年明けからパッチの対応も進めていく予定ですんでヌルくお待ち頂ければと思います。
ケツイFBI長官 SPSさんからの指摘事項の反映など、結構もりもりだくさんなパッチになりそうです。

■ケツイ広報活動

ケツイに関しては発売日周りからかなり宣伝活動を厚く行っておりました。
また、発売後もケア動画などで広報活動はまだまだ続けていくつもりでおります。

<ケイブるてれびさん出演>
 ケイブるてれびはケイブさんのシューティング寄りな非公式動画放送です。
 11月からはほぼ毎週出てましたw(たしか7回ぐらい出演したような)
 一つ一つピックアップするとかなりの数になるので、コチラのリンクから見て頂ければと思います。

<ケツイケア 動画制作>

 ケツイ初心者向けを目指した企画動画をつくりました。 コレが今年最後の作業でした。
 サムネイルからなかなか強烈ですが、イケてるロゴを佐藤さんが作ってくれたので動画制作のコチラも頑張りましたw
 つらい「ボス・弾幕・中型機」に… の部分が斜体になってるのが超好きですw
 動画ですが「ケツイDeathtinyとりあえず買ったけどぶっちゃけやったことない」とかそういう人でも
 この放送を見通していくことによってアーケードモードが1周出来るようになる(かも)という内容で
 ガチで2面か3面で終了する広報の駒林さんを1周クリアさせるまで終わらせないで続けていく企画です。
 年明けも続けていきますのでヌルく期待して頂ければと…

といったところでようやくこれでエスプレイドに… と思いきやのダライアスですよ。
コチラ急遽Joinすることになりまして、UI関連の仕様まとめとディレクターのサポートをやっておりました。

■ダライアスコズミックコレクション

ということで急遽ヘルプとしてJoinいたしましたダライアス。
自分は実は個人的に思い入れがあるのが初代や外伝ではなくII”だけ”という、ダライアスシリーズファンから刺し殺されそうな存在ですが携わらせて頂きました。
大体9月~12月ぐらいまで、主にUI部分をメインに担当しておりました。

まだ発売されていないタイトルですんで、それほど語ることもないのですが
開発中にもインタビューがあったりと流石のダライアスといったところで。

『ダライアス コズミックコレクション』名作の復活に懸けるタイトーとエムツーのキーマンによるスペシャル座談会

あとファミ通紙面に自分の写真が載るというなかなか体験できなさそうなことを体験させて頂きました。


全国紙なのでうちのかあちゃんも探して買ってきてくれてました(実家帰ったら置いてあった)
そういう意味でなかなか貴重な経験をさせて頂いたかなと思います。
発売までもうちょっとだけありますが、お待ち頂ければと思います。

■エスプレイド

ということで今年のシメはエスプレイドでございます。

ゲームファンが今遊びたい過去の名作とは?“現行ハードへの移植希望タイトル”アンケート集計結果をエムツーと分析してみた(電ファミニコゲーマー)

元々は上記の電ファミニコゲーマーさんのインタビューを元に始まった話で、結構何から何まで電ファミさんにお世話になっております…。
アトラスさんとの契約が取れたよ!ということで、弩感謝祭でのPVを通してめでたく発表となりました。

エムツーからゲーマーの皆さまへ、早くもお年玉!?井上淳哉氏描き下ろし『エスプレイド 限定版』パッケージイラストを公開!!限定版につけて欲しいアイテムの要望も募集開始(電ファミニコゲーマー)

もう開発は始まっておりますよ!!
上記の記事の通り、井上淳哉先生にもいち早く移植のお知らせとともにご挨拶に伺いまして、
井上先生の全面協力の元でスタートしております。

とりあえず今回も「ケツイDeathtiny」ばりに色々と盛りに盛りまくってて若干白目を剥き始めそうですが
自分としてもエスプレイドは非常に思い入れのあるタイトルなので(リアルで1周クリア安定までやってた)
仕様の荒波に揉まれながらも皆様に満足頂ける内容を目指すべく、頑張っていきたいと思います。

ということで、仕事の記述だけで200行を超えたし1時半から書き始めて既に4時半超えてますw
今年もホントに仕事がメインでとにかくアレやコレやと動きまくった年だなーとは思いました。
ただお仕事の体制的なアレですが、ココ最近は自分主体で動きやすくなってきたのでこれからもビシバシ働いていこうとは思っております。

でもカラダだけはホントに気をつけよう…。
厄年近いし… しかも仕事で忙しすぎて最近運動してないからどんどん太ってきてヤバイ。

<その他関連>

お仕事メインで動いてたというか仕事に忙殺されまくってたので、個人で何かやり遂げたっていうの何かあったっけ…

■イースポーツアスレチックフェスティバル インアトランタ イントーキョー 2018代表選考会

そういえばコレやってました。 既に忘れかけてた…(11月以降があまりにも怒涛過ぎたので凄く前の話に感じる…)
主にWebと機材周りです。 さにぃさんの電マTweetが2000RTを超えたのが大変印象的でしたね。

コレ、本番は2020年なので次回も多分あるんじゃないかとおもいます。 たぶん。
そういやこのページリザルト出してないよなw 手元に集計結果ないけどw
それにしても超タイムリーですが、会場のばんきんやさんが閉店されたようで…
SS|EXなどでもお世話になったお店でした。 今までありがとうございました。

さて、去年の「年記」での目標の振り返りですが

来年はもう少し自分のために・誰かのために生きていけそうな1年になれるとイイかなーと思っております。

「自分のために」はそこそこ成功してました。自分のためっつーか仕事のためってカンジですけどw
「誰かのために」は一時期奮闘しましたが、なんか利用されてる感が強くて辛かったり振るわなかったりで失敗的なカンジでした。

来年はどういう年にしようかな…
仕事は相変わらずだと思うけど、少しは自分を労らないと今後が怖そうなので、セーブ気味ながらも攻める気配で。
プライベートについてはもうなんか目標もクソもないんだけど、とりあえずコッチも自分を労えるように動いていこうかなと思います。
若干色々と消極的な感じになるかな。 静かに暮らしていこうかなと思ってます。

そんな形で大体240行をしたためて、今大晦日の実家手伝いが終わって帰ってきました。
これから弟の家で年越すことになりそうなので、本年の年記はこのあたりでお開きということで…
本年も皆様大変お世話になりました。 来年も変わらぬご愛顧のほど 何卒宜しくお願いいたします。


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